好き、だから好き。

Sexy Zone5人が好きです

King&Prince5周年を迎えた日

2023年5月23日King&Princeが5周年を迎えた。私は彼らが5年前デビューした時に書いたブログを読み返した。あの時はこんな形で5周年を迎えるとは夢にも思っていなかった。それは私以外もそうだろう。きっとデビューした6人もそうだったと思う。2018年5月23日にデビューした6人は5周年を迎えた2023年5月23日、2人になっていた。

2018年11月、岩橋玄樹くんが病気休養する事となりキンプリは5人で活動するようになった。初出場の紅白歌合戦ではいわちの立ち位置を空けたフォーメーションでシンデレラガールを歌った事に感動した。5人でいわちの帰りをずっと待ってくれている…そう思っていたのだが、2021年3月31日いわちはキンプリを脱退、ジャニーズ事務所を退所した。理由はやはり病気のためでジュニアの頃からいわちを見てきた私もかなり残念だったが、これ以上ファンを待たせる事が申し訳ないという彼の心情やプレッシャーを思うと脱退するのは仕方ない、何より彼に元気になって幸せに過ごしてもらいたいと思った。

キンプリは5人体制になったが、その人気は衰えるどころかますます増すばかり。最初はキラキラ王子様路線で売るんだろうと思っていたがここ最近はダンスにも力を入れており、テレビでのパフォーマンス後は彼らを絶賛する声がファン以外からも多く聞かれた。歌にダンスはもちろん、ドラマ、映画、バラエティー、CM、雑種、SNS、様々な場面で彼らを見ない日はなかった。間違いなく日本NO.1アイドルはKing&Princeだと思っていた。だからこそ2022年11月4日の衝撃は忘れられない。

余りにも突然、平野紫耀くん、岸優太くん、神宮寺勇太くんの3人脱退、事務所退所が発表された。そして永瀬廉くん、髙橋海人くんはKing&Princeとして残り2人で活動を続けていくという事に、ファンにとって、いやきっとKing&Princeメンバーと関係者の一部以外は青天の霹靂だったと思う。不仲という話を聞いたことがないし、何か事件を起こしたりスクープされた訳でもない。順調に順調過ぎるくらい彼らは売れていた。それはCD売上枚数やFC会員数、ツアー動員数を見ても明らかであった。突然の事すぎてネット上ではファン同士での対立があったり、事務所への批判の声も多く聞かれた。

もっと何か詳しく発表があるかとも思ったがそれ以上は特になく、発表直後にあったれんれんのラジオでは、自分の想いを涙しながら語ったれんれんにメンバー内でも本当に突然そういう話が出たということが、そしてどうしてもメンバーの意見が一致しなかった事が伺えた。

これはあくまでティアラでもない他グループ担当の私の個人的意見だが、何か問題があったか何が正解なのかそれは本人達にしか分からない。Twitterを見ると事務所が悪い、事務所の陰謀などという意見が1番多かったように思うが、それが本当にそうでもそうじゃなくても選んだのは彼ら本人だと思う。脱退する3人中2人が言った「世界」という目標、それはきっとグループに残る2人の根底にもあったと思う。5人が世界を目指した、でも今のままでは世界へ行けないと思った2人、世界も行きたいが今この場所も大事にしたいと思った2人。どちらも正解はない。そして次に誰か辞めることになるなら自分も辞めると考えていた神ちゃんも同じである。ジャニーズからデビューはしていないが、現7ORDER(元ジャニーズJr.ユニットLove Tune)はメンバー全員がジャニーズ事務所を辞めグループ名を改め活動している。こういう選択もあったはずだがキンプリはこの選択は取らなかった。
それはやはり彼ら一人一人が自分自身の人生を、夢を、やるべき事は何なのかを一番に考え抜いた結果だと思う。その結果をある人から見ればそれは正解だし、ある人から見ればそれは不正解。だからこそ、自分でその道を決めて選ばなければならない。

5月20日Venueは5人で最後の生放送だった。私もこればかりはリアタイした。
「ichiban」はダンスが本当にかっこよかった。私は前から紫耀ちゃんのダンスが好きでやっぱりうまいなあ好きだなあと見とれた。キラキラジャニーズのイメージを見事に払拭したこの曲はキンプリだからこそ踊れるし歌える1曲だと思う。
2曲目は「シンデレラガール」。これは収録であった。初めて聴いた時はこれがキンプリのデビュー曲なんて本当にガチで売る気だし売れるわ!!と思った思い出がある。2023年バージョンの新しい衣装に身を包み歌うシンデレラガール。そして歌い出しサビのフォーメーションではやはり脱退したいわちの立ち位置分を空けており、6人組でデビューしたKing&Princeを彼らがずっと想ってくれているのが伝わってきた。昔は自分がカラオケで歌う時、2番をきちんと覚えていなくてうまく歌えなかったのにいつの間にか歌えるようになっている事にこの時気付いた。それだけ私も5年の間に何回も何十回もシンデレラガールを聴いていたんだなとテレビを見ながら思った。
最後の曲は「Beautiful Flower」。LIVE放送に戻り衣装を着替えたKing&Prince。これがテレビで、そして多分ファンに見せる最後のパフォーマンス。他担とはいえ私も緊張した。
そして歌が始まるのだが…紫耀ちゃんの声が詰まり、目から涙が零れ、そして手で目を抑えた。それを見て私の目からも涙が零れた。
曲が始まると止めることはできない。海ちゃんも途中で泣き、最後の最後で岸くんも言葉を詰まらせ後ろを向いた。そして泣くメンバーの背中を摩り気遣うれんれんと神ちゃん。
今まで脱退、退所するという発表があってから脱退メンバーの泣く姿を見たり聴いたりした事がなかった。きっと脱退するからこそ、そういう姿を見せないようにしていたのだろう。それは当たり前の事かもしれない。なんで辞める人が泣いているの?自分で決めたことなのに?それってまるで別れ話を切り出した側が泣いていて、突然振られる事になって泣きたいのはこっちだよみたいな事ではないか。泣くくらいなら辞めないでよ、ずっとキンプリにいてよ…そう思った自分もいた。
でも彼らの涙を見れたことは嬉しかった。彼らが何を思って泣いたかは想像でしか分からない。でもきっと多分そこにはKing&Princeが大好きという想い、ファンに向けての最大のありがとうという想いが根底にあっての涙だったのではないか。彼らの目を合わせて歌う姿、肩を組んで歌う姿、泣いているメンバーもいれば笑っているメンバーもいる。メンバー一人一人の想いが詰まったパフォーマンスを見てそう思った。


ティアラでもない他担の私がこの記事を書くのはどうだろうかと思ったが、私のSexyZoneとの出会いはジャニーズJr.との出会いでもあり、SexyZoneとの思い出には当時ジュニアだったキンプリメンバーが必ずいた。King&Princeがデビューする時、もの凄い時代的出来事に立ち会えた事に感動した。キンプリ担の友達に色々話を聞くのが楽しかった。
King&Prince5人(6人)はずっとそこにいる、それが普通で当たり前だった。でもそうではない、メンバー3人が同時にいなくなる、純粋にそれがとても悲しいし残念で堪らない。今回はその想いを少しだけ書かせてもらった。

これから彼らは別々の道を歩む事になるが、どうか一人一人が輝いていてほしい。この道を選んでよかったと思ってほしい。それがファンへの一番の恩返しになる、それだけはジャニオタとして自信を持って言える。

 

でもきっと大丈夫であろう。

 

ジュニアの頃から常に”ichiban”を走り続けたKing&Princeのメンバー。

 

「さぁ 行こうか 時はついに満ちた」

 

”ichiban”を糧にできる彼らはどこにいても強いはずだ。